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泉美木蘭
2023.6.20 13:05

愛子天皇論、7月23日が楽しみだな

あて名書きの様子、小林先生から写真で少し見せて
いただいたんだけど、みんな字がめっちゃうまくて感心した。
祝儀袋の名前書きを頼まれて、がんばったら、
「子どもみたいな字だな」と言われた私からすると、
みんなまるで大人みたいな字だ。
すごい格式ある「議」とか「永」とかが書かれていた。


大須賀さんの作った『愛子天皇論』の撮影動画

デスクトップ画面いっぱいにして見たら、
すごくきれいだった。
金の箔押しの部分が、つるつるしているのでなくて、
布地感が出ているところが、
愛子様の絵を華やかで格調高く見せながら、

やわらかさも感じさせていて素敵だよね。
 
まえがきに、あらゆる言葉が集約されていて、
読みはじめると、固執亭に集合する男系固執派の面々が、
珍説を極め、デタラメをばら撒いている様子を徹底的に
茶化し尽くしているのが改めて笑えるし、
男系固執を強弁しながら、実は翻弄されている男野系子が、
日数をあけてとびとびで読んでいた連載時より、
ますます可笑しく感じられた。

私は身近で、「まさに男野系子」と言うしかない言動をとる
女性を何人も見ている。
系子みたいにエキセントリックな表情やセリフは吐かないけど、
普段は人当たりがマイルドで、テキパキして、親切なだけに、
「男系」について語り出す時の「困った人感」がすごかった。

男野系子というキャラを笑いながら、
その女性たちを思い出すと、女性としての人生のなかで
作り上げられていった卑屈なサガや、
ぽっかりと空いた心の穴にみずから飲まれて、
慰めのイデオロギーや、力強い妄言、デマの類に飛びつき、
すがりついてしまうという心理は、理解できるところがある。
共鳴する部分もある。
そして、男野系子は逆に愛らしく見えてきたりもするんだけど、
実在の男系固執女性というのは、ぜんぜん愛らしく思えなくて、
「なるべく会いたくないし、会うならその話題に触れたくねー!」
と思ってしまうのはなんでやろ?

最後に掲載されている、みなぼん手製の「天皇系図」は、
議論の時に携帯必須だと思ったほど、めちゃスゴ!
系図や記号って、活字と機械的直線ではなんだか頭に入って
こないのだけど、手書きだと思わず見入ってしまうと同時に、
理解しやすいから不思議だなと思う。

ううーん、7月23日が楽しみだなー!!

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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